初のCrossFit終了後
前回のつづき。
CrossFitを初体験した僕は、酸欠状態で何とか家に帰り「もう二度と行くのやめよう。こんなに辛いことなんでやらなあかんの」という思いでいっぱいでした。
しかし翌日、振り返ってみると、あんな醜態を晒した「悔しさ」がこみ上げてきて、さらにあそこまで自分を追い込んだ「充実感」が同時にやってきました。
「悔しさ」と「充実感」の狭間で
「パンプした」とか「刺激入った」といった感覚でしか筋トレをしてきたことがなかった僕にとって、吐く思いをしてまでのトレーニングというのはあまりに新鮮でした。正直、自分の筋トレもルーチン(作業)化されつつあったのも事実。そんなマンネリ気味な自分にビンタを食らわしてきた存在がCrossFitでした。
気がつけば、数日後にまたBOXを訪れました。しかし、それでも今までのルーチンから抜けきれなかった自分は、CrossFitのGroup Class(集団で競い合い、励まし合いながらトレーニングをこなすクラス)ではなく、Open Gym Class(競い合うこともなく、完全に個人の自由な利用)を選択することに。
Open Gymを2ヶ月ほど続け…
Open Gymは孤独でした。公営の体育館でやるトレーニングだと割と混んでるので人と譲り合いながら、コミュニケーションを取りながら鍛えていましたが、割高な施設でそういった使い方をしているのは本当に極わずかで、コミュニケーションを取る気にはなりませんでした。
そんなもやもやした状態を2ヶ月ほど続けたある日、
「一緒にトレーニングしない?」と普段Group Classのメンバーから声をかけられました。今だから言えるけど、その誘いはCrossFitにここまでハマった僕を作ってくれた一言だと思っています。それからはGroup Classにチェンジして、今に至ります。
CrossFitの魅力とは
魅力は人によって違います。「競争性」「トレーニング強度」「実用性」など様々ですが、僕にとっての一番の魅力は「リスペクト」にあります。Group Class中はタイムや重量を競い合いますが、先に終わった人がまだワークアウト中の選手に「頑張れ!」「もっと速く!」と激励します。そして全員が終わったところで必ずハイタッチをする-この一連の流れがCrossFit特有で、根暗な僕でもワークアウトを乗り切れる肝でもあります。