筋肉痛とは?
筋トレしたら筋肉痛になりますよね。前日のトレーニングが、筋肉たちにどう評価されたかがわかるサインです。皆さんは
- 初心者にとっての筋肉痛は「痛い、辛い…もうやめたい…」
- 中級者にとっては「これが無いと鍛えた気にならない!」
- 上級者にとっては「…あってもなくても」という感覚をお持ちだと思います。
かくいう僕は、中級者の感想。「痛い=成長している」という感覚が抜けきらない。
それは置いといて、筋肉痛のメカニズムはハッキリと分かっていないものの、現在の定説では「トレーニングで破壊された筋肉繊維が、修復しようとする際に生じる痛み」だそうです。昔は「乳酸が溜まったから」って聞いたんですけどね。
間違えちゃいけない!横紋筋融解症(ラブド)
さて本日のテーマ。この症状は、CrossFitの資格取得の勉強中に知りました。筋トレ中のケガというと、デッドリフト、スクワット中の腰や首の負傷が一般的じゃないでしょうか?
横紋筋とは?
横紋筋融解症(読みかた:おうもんきんゆうかいしょう)…「横紋筋」が「融ける」という何とも物騒な名前の症状。症状の解説前に、そもそも「横紋筋」とは何でしょうか?
簡単に言うと、筋肉の繊維に対して垂直の縞模様が入っている筋肉のこと。この横紋筋が、過度な運動などが原因で、破壊された筋細胞が血液中に浸出する症状が「横紋筋融解症」です。
原因は?
過度な運動といってもいろいろですよね。具体的には、
- スケーリングが適切じゃない(無理に高重量を扱いがち)
- ドロップセットのやりすぎ(追い込みすぎ)
- 伸張性収縮(ネガティブ動作)を高頻度で行う
などが挙げられます。ざっくりですが、適切な重量・回数・フォームを逸脱しすぎると起こる可能性があると考えたほうが良いでしょう。
症状は?
発症すると、腎臓を傷つけ腎不全を引き起こし、一時的な透析や命に関わることも。また一般的な症状としては以下の通り。
- 重度の全身筋肉痛(鍛えた部位だけじゃないから分かりやすい)
- 吐き気、嘔吐、腹部痙攣
- さらに重症ならコーラ色の尿が出る
コーラ色の尿…ここまでくると相当強烈です。コーラ色になるのは、筋組織赤くする分子が混じるからだそう。鍛えた部位だけじゃない筋肉痛というのも特徴的ですね。治療法としては水分補給や点滴、酷くなると人工透析となってしまいます。こんな症状が出たらちゃんと病院行きましょう。
まとめ:筋肉は友達、適切な刺激を。
どんな怪我にも言えることですが、過度なトレーニングは怪我のもと。僕自身、色んな怪我してますし、今も怪我を抱えています。怪我して初めて正しいフォームが分かることもあるけど、怪我しないで適切なトレーニングができるに越したことはない。今後はフォームなども解説予定ですが、皆さんも怪我には気をつけてください。